「そんなに広くない農地だよ」
山奥に住む1人の老人は呟いた
1匹のワンコちゃんとニワトリが出迎えてくれ、自然に溶け込んだ風景。
広く、地平線に繋がるような農地を目の前にして、
「どこがやねんっっっ!」
と、突っ込んだのは、言うまでもない。
一杯のコーヒーを飲みながら話が進むにつれ、僕は、この老人が好きになっていった。
生き様である。
この老人が作る作物を見れば、生き様が分かる。
更に畑を案内してくれる
「この辺は、オオカミが出るから気をつけてね。」
どうやって、気をつけたら良いか分からない。
この老人のおかげで、百姓2年生になる僕は、新しいチャレンジ券を手に入れた。
もう、ワクワクが止まらない。